2015(平成27)年12月に発売されたイSム「孔雀明王」Standardから8年が経った2023(令和5)年12月20日(水)にTanaCOCORO「孔雀明王」が発売されました。
大和国正暦寺(しょうりゃくじ)の孔雀明王がモデルとなっています。

Standardサイズと遜色の無い、造り・仕上がりですね。
画像で比較するならば、孔雀明王が〝日焼けした〟感じですね。
あと、TanaCOCOROサイズがStandardサイズより全体的に明るめな感じです。
逆説的になりますが、Standardサイズが地味・・・しっとりと落ち着いた印象を受けますね。
360度、回ってもらいますね。

どっから見ても、よお作り込まれていますよ
小っさいのに、こんな緻密に作られていますから、何時でも愛でることができるというのは嬉しいですね。
宝冠を観ていきますね。

現時点で株式会社MORITA様の贓物技術は、相当に高度な段階に到達していますのでね。
かなり細かい造形も可能になっています。
宝冠は金属パーツ(真鍮製)です。

左右どちらから観ても、容赦の無い緻密さですね。
TanaCOCOROサイズだからといって、省略・簡略化はしていませんよ。
充分、満足できる造形となっています。
白毫が輝いている様に見えるお顔に注目していきましょう。

Standardサイズでは経年褪色の様子が見事に表現されていました。
TanaCOCOROサイズでは夏の海で日焼けしたかの様な、健康的な日焼けをしたお顔になっています(笑9。
髭も濃くなって、精悍な印象を受けます。
StandardサイズとTanaCOCOROサイウでの微妙な相違があるのは、あるいみ嬉しく、そして楽しいものです。
「イSム」様公式HPに掲載されている見本盤(デコマス版)ではサイドの垂れ飾りが金色になっていますが、市場流通版は青銅色になっています。
ここは統一していただきたいものです。
お顔のアップ画像です。

瞳の塗り分けが細かいですね。
虹彩が黒く、その周囲を赤くしています。
これはStandardサイズでは確認できていません。
個体差が生じていたかもしれませんね。
正暦寺の孔雀明王は「半眼」ですが、TanaCOCORO「孔雀明王」は細目です。
Standardサイズも同様です。
可能であれば、孔雀明王は「半眼」になると嬉しいですね。
持ち物を観ていきます。

左の前腕(第一の腕)は「吉祥果」(きっしょうか/きちじょうか)という霊力を有する果実を、後腕(第二の腕)は孔雀の羽を持っています。
小指を立てているところがチャーム・ポイントです。
右の前腕(第一の腕)は「蓮華」を、後腕(第二の腕)では法具「輪宝」を手にしています。
では次、孔雀に注目していきますね。

Standardサイズと同じく、孔雀はキョトンとした表情をしています。
鱗が活きている動物のソレの如きです。
余りにもリアル過ぎてね・・・。
画像は小さいのですが、

尾っぽや足に赤色が注されていて、リアル感が演出されています。

明王を乗せていますので、飛ぶことはありませんが、羽の動きから躍動感が表現されています。

孔雀の足もリアルです。
細い2本の足ですが、しっかりと明王・孔雀の身体を支えています。
小っさいのに、しっかりと作り込まれているTanaCOCORO「孔雀明王」。

光背となっている「上尾筒」(じょうびとう)、正暦寺の本物は青っぽい色合いになっています。
Standardサイズは、焦げ茶色の様な色合いでした。
TanaCOCORO「孔雀明王」だと〝淡い紫色〟が被せられている様です。
その結果、明るめになった孔雀明王の姿が浮き上がって見える様に強調されていますね。
連れて帰ったTanaCOCORO「孔雀明王」の1体目は、こうした状態でした。
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