大和国聖林寺(奈良県)その弐

2025(令和7)年の3月は初旬と下旬の2度、大和国遠征を実行しました。
大和国聖林寺には両度参詣しましたが、
 3月初旬:雨天の聖林寺
 3月下旬:晴天の聖林寺
と、天候が異なったことで聖林寺の雰囲気も違っていました。

駐車場に車を止停め、上り坂に差し掛かったところ、

逆光になってしまいましたがね、〝天照大神の恵み〟が強烈でした。
雲が見えない、スッキリとした青空でしたよ。

緩やかですが、案外キツい坂道を上ります。

 

大和国聖林寺は山の斜面に

石垣が組まれた上に建てられています。
かなり高低差があるのですよ。


上り坂に面している入口は

ジグザグな階段を上っていくと小振りな山門があります。


山門の手前で下を除くと

この様な急斜面の上に寺院は建っているのですよ。
なかなか高い場所に建てられているのですよ。



山門を潜ったところに建つ石製十三塔です。

逆光ですがね、午前中に参詣でした。
受付に至るまで、庭先はとても綺麗に整備されていました。


本堂に入り、軒先に向かいます。

画像では余り伝わりませんがね、気分爽快の青空だったのですよ。
向こう正面に三輪山が見えておりますね。
三輪山¥大神神社から聖林寺までは、そこそこ時間が掛かるのですよ。



本堂内に戻り、

アメリカ人美術史家・哲学者アーネスト・フランシスコ・フェノロサが寄進した厨子には、12色の糸で居られた布製の十一面観音立像が納められています。
この厨子周辺は撮影可能となっています。

 

写真ぢゃないのですよ。
刺繍なのですが、迫力が伝わってきますね。
同じ物ではありませんが、売店コーナーに方向性が同じグッズがありましてな。
それは、また別機会にお話しますね。



フェノロサ寄進の厨子、どうなっているのか?

と、横っちょに回り込んで見ました。
万が一の際には、厨子が後方にスライドできるのだそうです。
画像では、その全貌を窺い知ることはできませんが、後方②移動できることは想像できますね。



新造「観音堂」へと向かいます。

でも、その途中に設置されている「大御輪寺」模型に引っ掛かってしまいます。
だって、見事な造りなのですから。



内側には、光背を備えた当初の十一面観音の小型レプリカが御座しますの。

何とも優美なお姿ですの。
角度を変えて観察しても・・・美しいこと、この上ありませぬ。



正面から

 

白木造りが、また麗しい。
「株式会社MORITA」様本社を訪れた際、この画像をお世話になっているスタッフ様にお見せして、商品化を嘆願したのですが・・・そう簡単に話は進まない様でした。


ちょいと拡大して見ると、

・・・やはり、欲しい。
「仏像ワールド」ブランドの「極小仏」シリーズで・・・。
小さ過ぎますよ、大きな「木造シリーズ」でどうでしょうかね?


木造・聖林寺十一面観音の話は、また・・・。
新造「観音堂」へと向かいます。

この無機質なコンクリートの階段を上っていく時が、楽しいのですよ。
だって、この先に聖林寺十一面漢音の本物が御座しますのでね。

 

この金属板の扉を通り抜けると、お洒落な観音堂に立ち入ることができます。
さぁ、十一面観音に再会だっ・・・

 

晴天でしたのでね、観光客の皆様がおいででね、観音堂内は混雑していました。
タイミングですからね。
3月初旬の、ほぼ独占状態とは打って変わって、ちょっと近付いてクルクル廻って退散することにしました。
いいの、また参詣するので。
その時、落ち着いてじっくり拝観しますわ。



新造「観音堂」を出て、階段を下ります。

吊り下げられている燈籠には

 

 

十一面観音光背の意匠がほどこされています。
なかなか〝芸が細かい〟のですよ。
素敵でございます。


燈籠を下から覗くと

電球っ!
これが点いている時間帯って・・・。
そっか、冬の夕方だとこの電球が点灯している状態に遭遇できることでしょう。
次回は、そこら辺を考慮して参詣しますね。


帰り際、山門を出て振り返ると

天照大神が、微笑みかけてくれました。
また、参詣しますね。
人気(ひとけ)の無い頃合いを見計らってね(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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